- 魂の駆動体
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- 価格
- 946円(本体860円+税)
- 発行年月
- 2000年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784150306342

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「おすすめSF作品」レビューコメント
未来都市で設計書を基に『自動車』を造っていこうと画策する二人の老人の物語。二人は老人ホームに入っているのですが、家族の来訪はほぼなく、現代事情に通じる個所も読み取れました。生きていく上で楽しみを持つことは大事なんだと思わされました。(スウリヤ/女性/30代)
[BOOKデータベースより]
人々が意識だけの存在として仮想空間へと移住しはじめた近未来。養老院に暮らす「私」は、確かな生の実感をとりもどすため、友人の子安とともに理想のクルマを設計する。いっぽう遙かな遠未来。太古に存在した人類の文化を研究する翼人のキリアは、遺跡で発掘された設計図をもとに、あるクルマの製作を開始するが…。機械と人間の関係を追究してきた著者が、“魂の駆動体”たるクルマと自由な精神の解放を謳う現代の寓話。