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[BOOKデータベースより]
本書は、多くの戦国の記録が、いかなる理由で、いかなる基盤から世の中に送り出されたか、ということについて考察する。戦国軍記が、次第に変容して行く状況をまず考察。ついで、これらの作品は、いかなる視点、あるいは立場から執筆されたか、という課題につき検討。応仁の乱の始まった応仁元年(一四六七)から、元和元年までを扱う。
第1章 戦国軍記序説―それはなぜ書かれたか(令名の記録;戦国軍記の形成と終焉)
第2章 戦国軍記執筆の視点(軍記のなかの地方;地方性の主張―『石見軍記』考;現実直視の姿勢―『中州軍記』考;批評精神―『朝倉始末記』考;若者への思い―『浅井物語』から『浅井三代記』へ;甫庵の嘆き―『信長記』執筆の意図)
第3章 戦国軍記から近世の軍書へ(近世の軍書と執筆の時期;『甲陽軍鑑』から『武田三代軍記』へ―先行作と継承作;『石田軍記』と『北条五代記』―賛辞の行間;『北条九代記』論―「今」を「昔」に包み込むこと)