がんを超えて生きる

生きる意味の再発見
Ｄｉｅ　Ｋｕｎｓｔ　ｚｕ　ｌｅｂｅｎ．

人文書院
ロルフ・ヴェレス　小田博志　二村エッケルト敬子　

• 価格: 2,640円（本体2,400円＋税）
• 発行年月: 1999年12月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784409940013

内容情報

[BOOKデータベースより]

人間性重視のハイデルベルク学派医学の貴重な提言。がんリスク、人生の一大不安をいかに受けとめ、それをバネに生きる意味をいかに見いだすか。医療と心理学の両面から“癒し”を考えるための具体的な提案。

第１章　がんの世界を考える―啓蒙は指針か、それとも不安の火付け役か？
第２章　『災い学』―がんとは何か？
第３章　不安は人生の扉を開く鍵となる
第４章　がんの病因についての推察
第５章　「がん性格」の有無
第６章　がん検診―意図は良いのだが
第７章　責任の分担―インフォームド・コンセント
第８章　「病気になってやっと目が覚めました」―病気をして人生が充実するか？
第９章　離脱者―ノル教授とナイル河畔の三夜
第１０章　ガラスの壁
第１１章　率直さと感謝
第１２章　がん治療と生の質（ＱＯＬ）
第１３章　サイコオンコロジー―がんへの不安に対する新たな方策
第１４章　未来の音楽―研究と生きる技芸