[BOOKデータベースより]
「まずい時にまずいところに」いたために、代々、イェルナッツ家の人々は辛酸をなめてきた。スタンリー(イェルナッツ四世)は、無実の罪で、砂漠の真ん中の少年院にぶちこまれ、残酷な女所長の命令で、くる日もくる日も不毛の地に“穴”を掘る毎日。ある日、ついにスタンリーは、どこかにあるかもしれないイェルナッツ家の“約束の地”をめざして、決死の脱出を図るのだった。五代にわたる不運をみごとに大逆転する少年。ニューベリー賞、全米図書賞ほか多数受賞。おなかの底から元気がわいてくる冒険文学。
[日販商品データベースより]全米図書賞、ニューベリー賞他受賞の傑作。無実の罪で砂漠の矯正施設に入れられた少年スタンリー。大地に穴を掘るだけの苦行の日々から脱出し、不運を幸運に逆転する冒険へと踏み出す。友情と感動の物語!
推薦の言葉
☆森 絵都氏(『穴 HOLES』文庫解説者)
まるで神業のように見事な展開
そして、運命の大どんでん返し!
各紙誌書評より抜粋
☆増田喜昭氏(朝日新聞)
「あー、おもしろかった。いままでお父さんにすすめられた本で、いちばんおも
しろかったよ」と中学生の息子。あまりにも感動しているので、ぼくはも
う一度読み返してみた。するとどうだ。最初の印象とはまた違い、二度おいしい
ことになってしまった。
☆今江祥智氏(読売新聞)
ツイてない家代々の不倖せの輪を少年はどう潜り抜けて自分の運を掴み取るの
か。正に一気に読ませ、読み終えると本書が全米図書賞やニューベリー賞を受け
たことが納得できる。大人も堪能させてくれる会心の一冊といえる。
☆池田香代子氏(THE CARD)
見えない運命の糸が複雑にからまりあって、すべてのマイナスカードが最強のプ
ラスカードにひっくりかえる。そのあげくの大逆転ハッピーエンド。読み終わっ
たとき、登場人物全員とうれし涙にくれながら、「やったね!」と歓声をあげた
くなることうけあいだ。
☆川上弘美氏(読売新聞)
気分のいい冒険譚だ。スタンリーはさえない男の子だが、中身はくさっていない
からだ。キャンプの仲間たちだってくさっていない。荒涼たる砂漠に穴を掘りな
がら、ひとくせもふたくせもある男の子たちは、その芯に澄んだものを持ってい
る。
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てっきり子供用の絵本だと思っていたら
結構分厚い小説でした。
ですが大人でも、とても楽しい小説です。
時代や、場所が行ったり来たりするし、
人種問題なども含まれることを考えると、奥が深いと思います。
ストーリーは、ついていない男の子スタンリーが、
最後の逆転、幸運をつかむ、爽快なストーリーですが、
小学校高学年の娘に、と、思ったけどちょっとまだ難しいかな?
中学生以上にお勧めです。(リトルチャロさん 40代・東京都 女の子10歳)
【情報提供・絵本ナビ】