- 枕草子 上
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- 価格
- 1,617円(本体1,470円+税)
- 発行年月
- 1999年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784061594029
[BOOKデータベースより]
『源氏物語』と双璧をなす平安女流文学の珠玉、『枕草子』。「春は曙」に始まる自然と人生に対する鋭い観察眼、限りない愛着と犀利な批判。独自の感性と文才とが結実した不朽の随筆は、宮廷生活の光と陰を鮮やかに描き出す。本書は、三巻本系統で冒頭に大きな欠脱のない第二類本の弥富本を底本に、詳細な語釈と余説、現代語訳を施す。
春は曙
頃は、正月
正月一日は
同じことなれども聞耳異なるもの
思はん子を法師になしたらんこそ
大進生昌が家に
上にさぶらふ御猫は
正月一日、三月三日は
よろこび奏するこそをかしけれ
今内裏の東をば〔ほか〕
『源氏物語』と双璧をなす平安女流文学の珠玉、『枕草子』。「春は曙」に始まる自然と人生に対する鋭い観察眼、限りない愛着と犀利な批判。独自の感性と文才とが結実した不朽の随筆は、宮廷生活の光と陰を鮮やかに描き出す。本書は、3巻本系統で冒頭に大きな欠脱のない第2類本の弥富本を底本に、詳細な語釈と余説、現代語訳を施す。
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