中世の女の一生

洋泉社
保立道久　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 1999年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784896914191

内容情報

[BOOKデータベースより]

中世の少女たちはこうして大人になった！初潮・恋愛・結婚・出産・子供の養育・労働・売春・密通・三角関係、そしてトイレ事情まで―絵巻物・物語文学を情報源に、解明が不可能とされてきた中世の女のライフサイクルとセクシュアリティに肉薄する中世史研究の最新成果。

１　中世絵巻にみる庶民女性の生活誌（史料上の困難を突破する；少女から大人へ；日々の仕事と「女の領域」　ほか）
２　都の女と東国の女―中世の貴族・女房・美女・下女の世界（女性と政治をつなぐ「夢の話」―『蜻蛉日記』『曾我物語』の共通する文化とは？；女房のトイレはいづくにありや―平安京の便所と寝殿造の謎；平安京の密通・婚姻・売春事情―宮廷の「好色」文化と職業としての「好色の道」　ほか）
３　中世民衆のライフサイクル（人は生れながらに平等ではなかった；「童」の時代；「若」の時代　ほか）