- 平家物語 １
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- 価格
- 1,111円（本体1,010円＋税）
- 発行年月
- 1999年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784003011317
内容情報
[BOOKデータベースより]
[BOOKデータベースより]
合戦記に人物譚、和漢の故事を織りまぜ、鎌倉時代から現代にいたるまで多くの人々に親しまれてきた、平家の全盛から滅亡までの物語。第一冊には巻一から巻三までを収録。平家全盛の時代である。新日本古典文学大系本の文庫化。
巻第１（祇園精舎；殿上闇討；鱸 ほか）
巻第２（座主流；一行阿闍梨之沙汰；西光被斬 ほか）
巻第３（赦文；足摺；御産 ほか）
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いやなことがあったとき。たとえば……「あなたの『受難』を読みましたが、ちっともおもしろくありませんでした」というようなレビューが投稿されているのを、うっかり見てしまったときとか、プールで泳いでいて「おまえはスタイルが悪いのに、よく人前で水着になれるな、ゲヘヘ」と言われたときとか、人間というのは、実にちょっとしたことですぐにいやな気分になるものですが、いやな気分が溜まったときには、これを読みます。 宇宙の本を読むと「なんて自分はちっぽけなんだろう」と感じられ、悩んでいるのが馬鹿馬鹿しくなるという人が、よくおられますでしょう？ それに似ています。むかしむかしの物語を、七五調のリズムでうたうように読んでいると、スーッと落ち着きが、心にもどってくるのです。 岩波文庫版は繰り返しの注釈を入れることで、つまることなくページを読み進めていける親切設計（？）。一見「高ッ」と感じられるかもしれませんが、お買い得です。
姫野カオルコ（姫野嘉兵衛）/作家 小説家
3 SPECIAL BOOKS掲載日：2013/12/19
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】