幻視と恍惚

イギリス・ロマン派詩を読む

彩流社
黒岩忠義　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 1999年06月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784882025009

内容情報

[BOOKデータベースより]

ロマン派詩人に共通する「幻視体験」は、想像力を喪失した詩人たちにとって、想像力回復の“秘密”の一つであった…。ワーズワス、コールリッジ、シェリーを読む。

１　ウィリアム・ワーズワス（「ティンタン寺院の詩」―甦る精神の風景；「決意と自立」―悲哀と妄想；「不滅のオード」―幻想的光輝の行方；「兄妹たち」―田園詩考；「マイケル―田園詩」―老人の〔愛と苦悩〕）
２　Ｓ・Ｔ・コールリッジとＰ・Ｂ・シェリー（「このシナノキの四阿、私の牢獄」―コールリッジの瞑想詩（一）；「夜半の霜」―コールリッジの瞑想詩（二）；「西風の歌」―シェリーにおける死と再生）

[日販商品データベースより]

ワーズワス「ティンタン寺院の詩」「決意と自立」「不滅のオード」他、コールリッジ「このシナノキの四阿、私の牢獄」他、シェリー「西風の歌」の精読を通して、共通する<幻視体験>が想像力回復の“秘密”の一つであったことを探る。