- 清代農業経済史研究
-
構造と周辺の視角から
大阪商業大学比較地域研究所研究叢書 第1巻
- 価格
- 3,190円(本体2,900円+税)
- 発行年月
- 1999年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784275017567
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[BOOKデータベースより]
本書は、中国農業の近代化過程と農業経済の改革を視野に入れながら、中国農業の特質や構成原理を検討し、中国伝統農業の変容と持続する構造を解明するものである。大きく分けて二つの部分からなっており、前半では中国農業の構成原理を抽出するとともに、後半ではそのいわば中枢における原理がどのように周辺地域に波及し、そのもとでの農業開発と近代化過程が展開したかを考察対象とし検討・分析している。
第1章 中国の伝統的農業経済とその近代的変容
第2章 清代農業における地主・農民関係―租と佃
第3章 清代農業における協力・共同関係―「夥」の諸形態
第4章 清代周辺農業地域における水利開発―内モンゴル地域社会経済の構造変動
第5章 清代周辺農業地域における地商経済―内モンゴル地域経済の地主と農民
第6章 清末内モンゴルにおける「移民実辺」政策―「新政」下の蒙旗墾務政策
第7章 19世紀中国周辺における外国勢力の浸透と仇教運動―四川・大足仇教闘争をめぐって