- 余計者文学の系譜
-
- 価格
- 836円(本体760円+税)
- 発行年月
- 1999年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784043471010
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 盗みは忘却の彼方に
-
価格:847円(本体770円+税)
【2025年07月発売】
- 奇妙な日常
-
価格:770円(本体700円+税)
【2025年07月発売】
- 三毛猫ホームズの夢紀行
-
価格:902円(本体820円+税)
【2025年05月発売】
[BOOKデータベースより]
ハードボイルドからピカレスク、冒険小説に任侠小説、クライムノベルにギャンブル小説と読みふける著者がそこに嗅ぎつけていたのは、ただ「余計者」たちの放つざらついた匂いだった。「もうそんな優しさはまっぴらだ。他人との協調など考えず、不愛想に、ゴツゴツと生きていかなけりゃやってられない」と呻く筆者が、不器用にしか生きられない男たちへの共感を語る。東西の傑作、名作に息づく余計者たちの心意気を、ジャンルを越境して綴る、決定的エンターテイメント論。
余計者の文学
ピカレスクとしてのギャンブル小説―阿佐田哲也の世界
無鉄砲な男たち―西村寿行に見るデタラメの美学
ヒーローの変遷―ディック・フランシスの30年
イギリス冒険譚の戦後―アリステア・マクリーンの海
スパイたちの冒険―異色作家クレイグ・トーマス
血の噴出―北方謙三『逃がれの街』『檻』
放浪する男たち―船戸与一『山猫の夏』『銃撃の宴』
スペイン!スペイン!―逢坂剛『カディスの赤い星』
驚異のデビュー作―志水辰夫『飢えて狼』〔ほか〕