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価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2016年09月発売】
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【2016年09月発売】
[BOOKデータベースより]
正義は存在するからこそ探究されねばならない。つまり自分たちがそれであるといってはならない、というソクラテス以来の英知を、全人類が徹底すれば、人間としての真の自信、真の勇気の何たるかが明らかです。そして国家の教育というものはこの点に集中すべきです。このような教育が尊重する力強いしかも謙虚な探究心は決してさまざまの異なる意見や立場の併存を苦にしないでしょう。むしろ、イデオロギーや体制は単に相対的な手段としてのみ存在意味があり、その目的、従って人間の真のよろこびは探究それ自体であること、政治や外交はたとえ時間がかかっても対話問答によってなされるべきこと、真の愛国心とは人類愛に他ならないものであることを明らかにすることでしょう。これこそ平和憲法を支える不戦の哲学です。
第1章 平和への問いとしての倫理学―人間存在の倫理の復権
第2章 プラトン『国家』における哲人統治について―ギリシャ哲学の平和論
第3章 『ルカ伝』における神の国の到来について―キリスト教の平和論
第4章 『大学』における修身の概念について―中国哲学の平和論
第5章 『座禅和讃』における蓮華国について―大乗仏教の平和論
第6章 人類最後の使命―カントの平和論
第7章 言論の意義と限界―平和哲学としてのミル『自由論』