しゃべる唯幻論者

岸田秀対談集

青土社
岸田秀　

• 価格: 2,420円（本体2,200円＋税）
• 発行年月: 1999年03月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784791757022

内容情報

[BOOKデータベースより]

この世のすべては幻想である―この万病薬「唯幻論」をひっさげて、各界気鋭の論客男女１５人と対話し、援助交際、切れる子供たち、バイアグラ騒動、インターネット問題、官僚汚職、家庭崩壊、対米コンプレックスなど、あらゆる現代病に挑む。

性の幻想（人間、そのエロスなる存在について（橋本治）；性欲も恋愛も幻想である（清水ちなみ）；援助交際と『失楽園』のあいだ（大平健）；バイアグラのおせっかい（黒鉄ヒロシ））
家族の幻想（家は行政指導の産物である（橋爪大三郎）；子供の心身症（渡辺久子；松尾宣武）；「社交的自閉」の子供が次々キレていく（吉岡忍）；荒れる子供たち（柳美里））
社会の幻想（都市の文化とわかちあい（吉見俊哉）；日本人の公共心（西部邁）；「嫉妬時代」への処方箋（谷沢永一））
幻想の幻想（精神分析はもういらない（岡田斗司夫）；アメリカは好きですか（松尾弌之）；マジメだけでも困る幻想の中の官僚（大島信三））