現代演劇の起源

６０年代演劇的精神史

れんが書房新社
佐伯隆幸　

• 価格: 5,280円（本体4,800円＋税）
• 発行年月: 1999年01月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784846202033

内容情報

[BOOKデータベースより]

「近代」と対峙し格闘した６０年代アングラ。その抱懐―提起したプロブレマティックの再検証を軸に、１９世紀ロマン派以来１世紀余の劇表現‐精神史を総括する―演劇に発し、情報資本主義社会を漂流する思想‐文化の現在を照射・剔抉する、渾身の長編評論。

近代、あるいは「主体」をめぐる十節の語り
近代演劇とその批判をめぐる七節の語り
６０年代演劇的精神史の試み（始点としての「軽さ」―『真田風雲録』；「革命の演劇」の時間性―『鼠小僧次郎吉』；身体論的演劇―『劇的なるものをめぐって２』）
岸田国士を読む―『沢氏の二人娘』をめぐる変奏