- カストリ雑誌研究
-
シンボルにみる風俗史
中公文庫 や40ー1
- 価格
- 1,362円(本体1,238円+税)
- 発行年月
- 1998年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784122032170
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[BOOKデータベースより]
焼跡、闇市などと並び、戦後の混乱期の象徴的存在だったカストリ雑誌を、膨大な資料をもとに検証すると共に、誌上に頻出する「接吻」「ストリップ」「ズロース」「猟奇」などの言葉をキーワードとして、当時の人々の風俗・思想を読み解く。巻末にカストリ雑誌・風俗史年表を付す。
第一部(なぜカストリ雑誌をとりあげるか;接吻―接吻と日本の「民主化」;ストリップ―ヌードからストリップへ;ズロース―エロチシズムの象徴;猟奇―その栄光と残光;有閑マダム―モダニズムへの憧憬;自慰―タブーとしてのオナニー;没落―中産階級の女の哀しさ;パンパン―それ自身が風俗として;未亡人―性的人間の象徴;貞操―姦通罪の廃止をめぐって;姉弟の愛―近親相姦をめぐって;エロ―その大義名分主義;阿部定―性を極限まで押しすすめ;復員兵―戦争の傷痕をせおって)
第二部(戦後文学におけるカストリ雑誌;カストリ雑誌におけるカストリ雑誌論;カストリ雑誌の表紙)