- テロリストのパラソル
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- 価格
- 792円(本体720円+税)
- 発行年月
- 1998年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062638173
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ユーザーレビュー (3件、平均スコア:5)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
天才ストーリーテラーの乱歩賞受賞作。藤原伊織はハズレ無しだが、その中でも際立った一冊。今読んでも古臭さは感じません。
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sige
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読後、くるくると回る蒼い“パラソル”が脳裏に焼きついて残る
さすがに乱歩賞・直木賞のW受賞作品だけあって素晴らしい作品だ。作品に引きずり込まれあっという間に読了した。
思えば学生の頃、東大の安田講堂が全共闘に占拠され機動隊との攻防が毎日TVで流れていて、それを学生寮の食堂でみんな見ていた。著者は東大出身だからまさにその闘争の最中にあったはずだと思うと親近感が湧く。しかし2007年に他界してしまった。寂しいし惜しい。
物語は設定も興味が湧くし、登場人物も多くなくてわかりやすく、人物描写も旨いので作品に入り込んでしまう。そして予想だにしないラストの展開は圧巻だ。そして読む前には分からないタイトルの“テロリスト”と“パラソル”の関係が鮮明になり、読後“明るい日差しに映えてくるくると回る蒼いパラソル”が脳裏に焼きついて残る。超お勧め本です。
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乱歩賞&直木賞W受賞
ハードボイルド、ミステリーでありながら、どこか私小説のような雰囲気で書かれているのがこの作品の魅力ではなかろうか。70年代の日本は作品の内容でだけでなく、作品全体に雰囲気として広がっている。舞台は現代なのだが。何より登場人物がカッコいい。読み進めていくうちに話はだんだんと大きくなり、気がつけばハリウッド映画も顔負けのスケールの大きな物語になっている。70年代初頭の日本って色々あったけど本当に良い時代だったんだなあ、と思う。あの時代に学生生活を送った人達が羨ましく思うのは、決して隣の芝は青いではないだろう。この人の作品はいくつか読んだが、この作品は本当に群を抜いている。
[BOOKデータベースより]
アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し二十年以上もひっそり暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。ヤクザの浅井、爆発で死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。知らぬ間に巻き込まれ犯人を捜すことになった男が見た真実とは…。史上初の第41回江戸川乱歩賞・第114回直木賞受賞作。
[日販商品データベースより]アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し20年以上もひっそりと暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。ヤクザの浅井、爆発で死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。知らぬ間に巻き込まれ犯人を捜すことになった男が見た事実とは……。史上初の乱歩賞&直木賞W受賞作。