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[BOOKデータベースより]
宇野広蔵はマルクスの理論を組み替え、新たな新済学の方法を提起したことで知られる。本書は宇野の提起した経済学の方法をさらに発展させることによって、新たな経済学の枠組みを構築しようという問題意識をもちつつ、商業資本の原理的な規定を試みたものである。
序章 共時論的方法と分化論的方法
第1章 『資本論』第三巻第一六章「商品取引資本」の検討
第2章 『資本論』第三巻第一七章「商業利潤」の検討
第3章 流通過程の不確定性と流通上の諸費用
第4章 流通過程の不確定性と産業資本の行動様式
第5章 商業資本の機能と自立化
第6章 商業利潤と利潤率均等化機構としての商業資本
補論(労働生産過程と資本主義的生産;価値法則の論証についての一考察)