[BOOKデータベースより]
おれの恋は、いまあの百合なのだ。いまあの百合の花なのだ。砕けるなよ。―一瞬の稲妻の閃光の中、くっきりと白く浮かびあがる百合に、ガドルフは強く願う。宮沢賢治作品のなかでも、きわめて鮮烈であり、忘れがたいイメージを残して貫いていく一編を、画家ささめやゆきが、はじめて絵本化。小学館絵画賞受賞作品。
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不条理演劇のような心理劇のような不思議な物語です。
どこか現実離れした背景の中で、百合だけが自然の存在として生き生きと描かれています。
恋人の象徴なのでしょうか。
そのユリの気高い一本が折れるということは、ガドルフが一番愛したい人に挫折を感じたということでしょうか。
ガドルフの旅が続くだけに、不思議な余韻が残りました。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】