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[BOOKデータベースより]
本書は、『日本書紀』の原文を見開きページの中段右側に、訓下し本文を左側に組んで対照しやすくし、下段に現代語訳を示して、上段に簡潔な注解を施したものである。
[日販商品データベースより]原文・訓読文・頭注・現代語訳を同一見開きの中に納める。見易い二色刷。
中学生・高校生の頃、「日本書紀は、西暦720年(養老四)に成立した我国最初の正史。天武天皇の命を受け、舎人親王を中心に編集された」と、誰でも日本史の授業で教わる。しかし、それが具体的にどのような中味をもった書であるかは、一般的にはほとんど知られていない。戦前・戦後の歴史教育の大転換の影響もあって、否定的に扱われていた時間も短くない。戦後も五十年余りを過ぎた現在、『書紀』の研究もようやく新しい段階に入り、歴史・文学・語学その他、各方面から新しい『日本書紀』を望む声が高まってきた。本書はそのような時代背景から生れた。「国際化社会」の呼び声の高い今こそ、日本人の一人一人が自分専用のIDカードを自らの内に持つことが、真の国際化への道であろう。漢字・漢文という中国からの借物を手段として、天地未分化の混沌の中から日本という国の生成を物語る。そこには、借物とばかり言えない、独自の思想・文化の芽生えを見ることができる。『書紀』には、天変地異、戦争、外交、内政、また愛憎、暴力、猟奇など様々なことが淡々とした漢文体で描かれている。本冊は、『日本書紀』全30巻三冊分のうちの第二分冊、巻十一〜二十二、仁徳天皇から推古天皇の時代。仏教公伝、憲法十七条制定など、大和朝廷・律令国家の基盤が造られる時代にあたる。底本は寛文九年版本、新基軸の訓み下し文、充実した頭注、明快な現代語訳を付す。