- 〈食〉の記号学
-
ヒトは「言葉」で食べる
ドルフィン・ブックス
- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 1996年05月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784469212037
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[BOOKデータベースより]
カルシウムを摂取するために毎朝牛乳を飲み、不足しがちな食物繊維はサラダで補う。添加物には注意を払い、多色多彩な食材に気を配る。…もはや私たちが食べているのは、個々の「食べ物」ではなく、それぞれに託された「意味」なのではないか。物体を肉体に摂り込む「食」というプロセスを、記号学という飛び道具を武器に描き出す。
1 オードブル(ただそれだけの理由―「悪玉食品」を弁護する;内部調整と外部調整―食事を改善する二つの道;食品の分類―食文化はエコノミーである ほか)
2 メイン・ディッシュ(雑音の始末―象徴秩序は食をカオスから救う;猩々緋の鎧―コピー食品はこうして生まれる;食品添加物―食物観と国家観は地つづきである ほか)
3 デザート(メタボリズム整理法―教授室は人体である;場の理論―「北信流」車座の宴;文豪の影―『日本米食史』と『護持院ケ原の敵討』 ほか)