- 弟の戦争
-
Gulf.
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 1995年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784198603991
[BOOKデータベースより]
ぼくの弟フィギスは、心の優しい子だった。弱っている動物や飢えた難民の子どもの写真なんか見ると、まるでとりつかれたみたいになって、「たすけてやってよ」って言う。人の気持ちを読みとる不思議な力も持っている。そんな弟が、ある時奇妙な言葉をしゃべりだし、「自分はイラク軍の少年兵だ」と言い始めた。フィギスは12歳。1990年、湾岸戦争が始まった夏のことだった…。弟思いの15歳の兄が、弟を襲った不思議な事件を語る、迫力ある物語。イギリスで子どもの読者が選ぶ賞を複数受賞、ヨーロッパ各国でも話題を呼んだ作品。シェフィールド児童文学賞受賞、ランカシャー州児童書賞第1位、イギリス児童書連盟賞部門賞受賞、カーネギー賞特別推薦、ウィットブレッド賞推薦。小学校中・高学年〜。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ウクライナ わたしのことも思いだして
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2025年02月発売】
- 真夜中の電話
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2014年08月発売】
- ぼくの心の闇の声
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【1997年02月発売】
- ヒトラーと暮らした少年
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2018年02月発売】
- ぼくの中にある光
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2024年11月発売】
母は、同じ作家の「かかし」を読んでいる途中です。
相変わらず、カーネギー賞ブーム継続中。
進学する中高一貫校から、春休みに読むようにと渡された本のリストの中の一冊です。
夕食後、8時ごろから読み始め、びくりともしません。動きません。
10時前に、「続きは明日にしたら?」返事なし。
10時過ぎ、「もう10時だよ?」返事なし。
10時半ごろ、ごそっと、起き上がりました。無言。
「読んじゃったの?」「うん。」
「一気読みだね。面白かったの?」「一気読みは、ゴエさん以来。かなり上位に入る作品。」だそうです。
「ラストは、ハッピーエンドなのかな?あれでよかったのかな?」と、ぶつぶつ言っていました。
ラストは、作者から投げ出されるのです。
スティーヴン・キングのような、不思議な話、エンターテーメント性を兼ね備えつつ、戦争、人種差別、ジェンダーなどの要素を、盛り込み、しかも、ぐいぐいと読みすすめさせる。
面白い!
作者は、イギリスの子供たちの人気投票で、常に上位だそうです。
私が知らないだけかもしれませんが、日本の児童作家ではなかなかこんな作品には出会えません。
イギリスの作家読みは、しばらく続きそうです。(宙母さん 40代・その他 )
【情報提供・絵本ナビ】