- クリスマスをさがして
-
世界の絵本ライブラリー
How six found Christmas.- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 1995年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784323015088
[BOOKデータベースより]
たいせつな人に贈りたい心あたたまるクリスマスのおはなし。“クリスマス”ってなんだろう。女の子は、クリスマスをさがしに、大雪の森へでかけた。とちゅうであった、心やさしいネコ、かなしそうな顔のイヌ、するどい声のタカ、かしこそうなキツネ、なきまねのうまいマネシツグミもいっしょに。そして、ある日、女の子たちがみつけたものは…。
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この物語の主人公の女の子は、一人暮らしなのか、「ひとり」の世界に焦点を当てているのかわかりませんが、いずれにしても「家族」は登場しません。こういう設定はわくわくします。寓話としてのおもしろさが何にも邪魔されないからです。不特定多数の子どもたちと、お話を共有するときにも、ぴったりです。
さて、女の子は、偶然出会ったおばあさんに「そういえばクリスマスというものがあった」と聞き、見たことも聞いたこともないクリスマスを探しに出かけます。
行き先は「大雪の森」。ここで、やはりクリスマスを知らないネコ、イヌ、タカ、キツネ、マネシツグミに出会い、みんなが心の中にいろいろなクリスマスを思い描きながら、一緒に探していきます。
それぞれの性格付けがおもしろく、その辺は日本語訳の妙とも言えるでしょう。
最終的に出会ったクリスマスに6人(匹)はそれぞれの思いを抱きます。これが、いろんな人間のクリスマスの感じ方の象徴にも思えて、おもしろいです。
クリスマスは生きとし生けるものの心の数だけあるのですね。(あさやんさん 40代・東京都 )
【情報提供・絵本ナビ】