日本社会史における伝統と創造

工業化の内在的諸要因１７５０ー１９２０年
Ｍｉｎｅｒｖａ日本史ライブラリー　１
Ｎａｔｉｖｅ　ｓｏｕｒｃｅｓ　ｏｆ　Ｊａｐａｎｅｓｅ　ｉｎｄｕｓｔｒｉａｌｉｚａｔｉｏｎ，１７５０ー１９２０．

ミネルヴァ書房
トマス・カーライル・スミス　大島真理夫　

• 価格: 4,058円（本体3,689円＋税）
• 発行年月: 1995年07月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784623025343

内容情報

[BOOKデータベースより]

本書は、マルクス主義のパラダイムの影響力が低下した後、それに代わる枠組みを見出さないでいる、わが国における日本史研究に新しい視角を与える一書である。

序章　問題関心と本書の構成
第１章　前近代経済成長―西洋と日本
第２章　徳川時代の年貢
第３章　前工業化期日本の農家副業―長州藩上関宰判の事例を中心として
第４章　一八世紀日本の農民家族と人口調節―ナカハラ村の事例
第５章　日本の士族的革命
第６章　明治維新の社会的要因―不満をもった人々
第７章　徳川時代におけるイデオロギーとしての「能力」
第８章　大蔵永常と技術者たち
第９章　日本における農民の時間と工場の時間
第１０章　恩恵への権利―自尊心と日本の労働者１８９０―１９２０年