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[BOOKデータベースより]
「〈半島〉を歩くことをふと思い立った」という魅惑的な一行で始まる本書は、〈半島〉という特異な空間から「近代」の意味を問い直そうとする、方法も文体も全く新しい試みである。熊野を歩きまわりながら著者の思索は、朝鮮半島をへてイタリアへ、折口信夫からベンヤミン、フーコーをへてマーラーへと広がり、閉じつつ開いた〈半島的なるもの〉が資本主義、ナショナリズム、ファシズムなどの近代を特徴づける重要な問題にいかに深く関わってきたかを解き明してゆく。
第1章 〈半島〉の精神誌
第2章 巡礼から資本主義へ
第3章 逸脱する身体、あるいはファシズムへの誘惑―フーコー・ベンヤミン・折口信夫