落語で読む経済学

ＰＨＰ文庫　イ１６ー２

ＰＨＰ研究所
入江雄吉　

• 価格: 492円（本体447円＋税）
• 発行年月: 1994年01月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784569566146

内容情報

[BOOKデータベースより]

とかく難しいといわれる現代経済学の理論も、実は江戸時代の庶民生活のなかにしっかりと根づいていた。「黄金餅」にみる貯蓄と人情のフィリップス曲線、「花見酒」に隠されたケインズ理論、そして「千両蜜柑」の需要と供給曲線…。志ん生や円生の本格的な落語を題材に、経済学の基本が学べる異色の入門書。

１　花見酒―ケインズ理論
２　祇園会―産業型経済と消費型経済
３　千両蜜柑―価格理論と経営学
４　甚五郎の東下り―西と東の経済哲学
５　火事息子―雇用理論批判
６　市助酒―合理的な庶民金融、質屋の功徳
７　黄金餅―貯蓄と人情のフィリップス曲線
８　中っ腹の経済―江戸の経済構造
９　糞は誰のものか―江戸時代の自発的福祉制度