- 言い触らし団右衛門 改版
-
- 価格
- 649円(本体590円+税)
- 発行年月
- 1993年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784122019867
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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井沢ファン




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面白い
歴史小説小編5編。『言い触らし団右衛門』、『岩見重太郎の系図』、『売ろう物語』、『雑賀の舟鉄砲』、『おお、大砲』で構成されている。残念ながら既に読んでいる内容もあり、なぜだろうと考えたところ、テーマやタイトルが違う著者の本で読んでいたことがわかった。とはいえ、再度読んでも面白さは変わらない。『言い触らし団右衛門』は塙団右衛門の半世紀、『岩見重太郎の系図』は岩見重太郎、こと、薄田隼人正の偽系図から生じた運命を描いたもの、『売ろう物語』は後藤又兵衛の半世紀と同姓同名の幼なじみの商人とのやりとり、『雑賀の舟鉄砲』は雑賀市市兵衛基定が石山本願寺から義観と共に城に立てこもった別所長治を支援する物語、『おお、大砲』は部屋住みの次男、中書新次郎の半世紀、婿に入った、こと、笠塚新次郎とその嫁、妙、と、家宝の大砲を使って幕末を生きた半世紀を描いている。とても面白く、興味深く読めた。なぜこんなに著者の本は興味深く面白く読めるのだろうとつくづく思うときがある。それを感じさせる本。



























[BOOKデータベースより]
おのれの武芸才能を主君に認めてもらうにはPRが一番と、ひたすら売名に専心した塙団右衛門の珍妙な物語をはじめ、戦国末から江戸にかけて活躍した豪傑後藤又兵衛、岩見重太郎ら、乱世を懸命に生きる男たちの豪快な生と死を著者独自の視点から取り上げた面白さ無類の短篇五篇。