全国の伝承江戸時代人づくり風土記 ２４

聞き書きによる知恵シリーズ　
ふるさとの人と知恵三重　

農山漁村文化協会
加藤秀俊　

• 価格: 4,715円（本体4,286円＋税）
• 発行年月: 1992年05月
• 判型: Ｂ５
• ISBN: 9784540920073

内容情報

[BOOKデータベースより]

お伊勢参りに賑わい、志摩の海女が憩う陽光やわらかな国。熊野山林や鯨漁の港には、剛気な男たちの働きがあった。築城の名手・藤堂氏をはじめ、それぞれの所領の中で着実に育み伝えられた産業・教育・文化。公に私に、いまに生きる知恵を丹念に集めて編んだ、三重圏の人づくり読本。

前章　近世の三重　その地域振興の足どり
第１章　自治と助け合いの中で（藤堂高虎の城づくり・町づくり；伊勢神宮の式年遷宮；熊野街道　ほか）
第２章　生業の振興と継承の中で（治田鉱山と紀州鉱山；丹生水銀と射和軽粉；松阪木綿の生産と普及；伊勢の三穂　ほか）
第３章　地域社会の教育システムの中で（谷川士清と神道教育―神道道場としての森蔭社；私塾鈴屋とその門流―本居宣長がめざしたもの；寺子屋「寿硯堂」―奉公に出る子どもを養成；竹川竹斎と「射和文庫」―万巻におよぶ書籍の蒐集　ほか）
第４章　子育てと家庭経営の知恵
第５章　地域おこしに尽くした先駆者（角屋七郎兵衛；河村瑞賢；大淀三千風と松尾芭蕉；西島八兵衛；野呂元丈；森万右衛門；蕭白と月僊；大黒屋光太夫；平松楽斎；松浦武四郎）
資料編　三重