- 麦屋町昼下がり
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- 価格
- 748円(本体680円+税)
- 発行年月
- 1992年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167192266
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「おすすめ江戸時代の本」レビューコメント
藤沢周平さんの短編を集めた本は数多く,いずれも何度読みかえしても、さまざまな感情をもたらしてくれる,面白味あふれる作品ばかり.すでに多くを語る必要もない,賛美の評が当然と感じられるものです.そんななかで,この本の4篇には背筋が寒くなるほど,冷徹な筆致で描かれた決闘場面が登場します.真のリアルな斬り合いとはまさにこういうものかと,見たこともないのに納得してしまいます.TVなどの時代劇や,安っぽい時代小説にあるそうした場面がマガイモノ,インチキで,軽すぎることがよく分かったつもりになって,うーん,すごいと独りごちてしまいます.まさに藤沢周平さんの淡々とした,それでいて人間の機微を最小の文字数で余すところなく描ききる力量の真骨頂が,こういう場面でより明確に現れるのだなと感心しきりです.不意の驚きが恐怖だと勘違いしている3流ホラーよりも,もっと恐ろしい生身の人間の極限場面をぜひ味わってほしい作品です.(e-do/男性/40代)
[BOOKデータベースより]
不伝流の俊才剣士・片桐敬助は、藩中随一とうたわれる剣の遣い手・弓削新次郎と、奇しき宿命の糸にむすばれ対峙する。男の闘いの一部始終を緊密な構成、乾いた抒情で鮮烈に描き出す表題秀作の他、円熟期をむかえたこの作家の名品を三篇。時代小説の芳醇・多彩な味わいはこれに尽きる、と評された話題の本。
[日販商品データベースより]藩中一、二を競い合う剣の遣い手が、奇しき運命の縁に結ばれて対峙する。男の闘いを緊密な構成と乾いた抒情で描きだす表題名品の他三篇。この作家、円熟期えりぬきの秀作集である。