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[BOOKデータベースより]
辛亥革命後の軍閥専制の時代、雑誌『新青年』を舞台に、陳独秀、李大釧、胡適らは、様々な仕方で中国の政治体制と文明的基盤そのものを問おうとした。本書はそうした営みが思想の広野で豊穣な沃土を切り開き、「啓蒙」「解放」「権力」といった変革の課題を重層的に提示したことを明らかにし、時代をこえて中国の今日的問題に迫る。
序章 問題の所在
第1章 旧い世界と新しい世界・その相剋
第2章 『新青年』の世界・その重層性
第3章 『新青年』の世界と現実世界
第4章 『新青年』の世界と五四運動
第5章 1910年代の思想世界の構造的転換
終章 歴史と現代