現代ロシア正教

Ｓｏｖｒｅｍｅｎｎｏｅ　ｒｕｓｓｋｏｅ　ｐｒａｖｏｓｌａｖｉｅ．

恒文社
Ｎ．Ｓ．ゴルジェンコ　宮本延治　

• 価格: 6,408円（本体5,825円＋税）
• 発行年月: 1990年11月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784770407177

内容情報

[BOOKデータベースより]

伝統墨守を特徴とするロシア正教は革命後の苦難をどう乗り切ったか。ビザンチン帝国からキリスト教を受容して以来、十月革命に至るまで支配権力に密着した正教は、革命政権に対して反ソ的活動を試みる。当然ながら革命成就のソビエト政権からは激しい弾圧にさらされたがその苦難の時代をくぐり抜け、いかにして親ソ的な論理を整えて生き残ったか、興趣あふれる通史。

第１章　現代ロシア正教の新生と進化（革命前夜のロシア正教；教会の社会的・政治的方向転換；新しい条件下での教会生活の安定；伝統墨守から現代化へ向けてのモスクワ総主教座の変身；穏健ダイナミズムの立場に立つ教会；千年記念祭前後のロシア正教）
第２章　現代ロシア正教の体系と組織（教会の教区、寺院、修道院および現代の教区信徒たち；ブラゴチーニエ、エパールヒア、エクザルハートおよび在外機関；モスクワ総教主座とその下部組織；神学者および教会要員の養成；出版活動）
第３章　現代ロシア正教のイデオロギーと礼拝（社会・倫理観；科学・技術の進歩に対する態度；教義における古いものと新しいもの；教会生活の様式と宗教儀礼）