兜町の四十年

一証券記者の見た戦後史
中公新書　９８７

中央公論新社
細金正人　

• 価格: 576円（本体524円＋税）
• 発行年月: 1990年09月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784121009876

内容情報

[BOOKデータベースより]

ＧＨＱの指令を受け、昭和２４年５月に再開した証券取引所は、戦時中までのそれとは、内容の全く一新したものとなった。市場は株式会社から会員組織に変わり、清算取引の禁止など、米国流の運営を手探りで進めるうち、ドッジ・ライン、朝鮮戦争、スターリン暴落、証券恐慌といった好不況の大波に揉まれながら、ついに免許制度実施後の今日の隆盛を見た。本書は、市場改革を目ざした人々の息吹きを伝える異色の戦後史である。

第１章　敗戦、そして再建へ
第２章　未熟な市場に波乱が続く
第３章　神武景気から岩戸景気へ
第４章　「証券よこんにちは」
第５章　最大の危機を乗り越える
第６章　自由化・国際化への道