- 手の変幻
-
現代日本のエッセイ
講談社文芸文庫 きA2
- 価格
- 898円(本体816円+税)
- 発行年月
- 1990年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784061960954
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[BOOKデータベースより]
ミロのヴィーナスがあのように魅惑的なのは、彼女が、その両腕を故郷であるギリシアの海か陸のどこか、いわば生ぐさい秘密の場所にうまく忘れてきたからだ。絵画・映像・音楽その他のあらゆる“手”の変幻を捉え、美や真実の思いがけない秘密の瞬間を析出した、清岡卓行の鮮やかな詩的想像力。エッセイ文学の名品。
失われた両腕―ミロのヴィーナス
思惟の指―半跏思惟像(広隆寺)に
映像と心像―アンリ・コルピ『かくも長き不在』
指の先の角砂糖―萩原朔太郎「この手に限るよ」
勝利の羞恥と儚さ―東京オリンピックから
演奏の手
決死の手の蘇生―島尾敏雄「出発は遂に訪れず」
女の手の表情