原発はなぜ危険か

元設計技師の証言
岩波新書　新赤版１０２

岩波書店
田中三彦　

• 価格: 770円（本体700円＋税）
• 発行年月: 1990年01月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784004301028

内容情報

[BOOKデータベースより]

チェルノブイリの事故が世界に大きな衝撃を与えたにもかかわらず、日本の原発政策には何の変化も見られない。日本の原発ははたして安全なのだろうか。原発の心臓部である圧力容器の設計に携わった著者が、自ら体験した製造中の重大事故を紹介し、現在運転中の原発の問題点をえぐり出すとともに、脱原発のための条件を探る。

第１部　ゆがみ矯正事件（どうゆがみ、どう矯正されたか；「６．２８シンポジウム」の周辺）
第２部　“運転中の原発”の安全性（理論的構築物の予盾；原発の老朽化１―圧力容器の中性子照射脆化；原発の老朽化２―理論主義の危険）
第３部　原発に象徴されるもの