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[BOOKデータベースより]
中野の文筆活動の底にあるのは、同時代人としての著者たちに共有するところがあるのではないか。そして、70年代いらいの大きな変化のなかでその部分が消えてゆくのではないか。そうした人間としての思いを残しておくために長い年月にわたった往復の手紙を整理し、註をつけたのが、この本である。1921年の出会いいらい思想上の同志として、60年におよび交わりをもつ著者と中野重治との往復書簡。
中野重治から石堂清倫へ
石堂清倫から中野重治へ
晩年の中野重治―解題にかえて