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- 脱出の技術としての批評
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沖積舎
森常治
- 価格
- 3,850円(本体3,500円+税)
- 発行年月
- 1989年06月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784806045311


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【2020年05月発売】
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[BOOKデータベースより]
ながいこと文学の領域であった感性の世界がエレクトロニックスの強力な援助のもと、ますます精細の度を加えつつあるアニメーションなどを中心とする映像によって占拠されはじめている今日、言語芸術としての文学は未知の宇宙空間を彷徨う流浪の旅をよぎなくされはじめた、と言ってよいであろう。この旅路のゆくえを案じる者ならば、希望の星影を求めて文学の宇宙船の脱出ハッチにかけられた著者の手の動きに注目しないわけにはゆくまい。
階段探し―わが文学批評論
ひとつの読者論
終戦処理としての批評
記号の庭―芥川竜之介の『庭』論
兵士の埋葬―ある〈私〉論
脱出の技術―倉橋由美子をめぐって1
〈乗替えの便〉についての試論―倉橋由美子をめぐって2
コミュニケーションとしての性―『鍵』について
無常の館からの逃亡―ロジカル・リアリズムへの道
穢された辺境―心情の政治学
「声」、民話、文学批評
脳空間の言語・文字・印刷小史
詩論のための試論
隠喩としての精神分析―文学批評はフロイトを超えられるか ほか
フロットサム・カルチャー・わんだーらんど―谷譲次をめぐって
SH503号の記憶―SFの考古学〔ほか〕