この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- サラゴサ手稿 下
-
価格:1,276円(本体1,160円+税)
【2023年01月発売】
- 引用の文学史
-
価格:5,500円(本体5,000円+税)
【2019年02月発売】
- プルーストの黙示録
-
価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2015年03月発売】
- ゴンクール兄弟とその時代
-
価格:8,800円(本体8,000円+税)
【2021年09月発売】
[BOOKデータベースより]
〈20世紀文学史の不滅の名前〉とソンタグの讃えたフランス人は思潮の転変の中で、批評家、記号学者、テクスト理論家、作家と四たび再生し、文学を撹乱し、書くことの可能性を拓き続けた。本書は巨星の軌道を追って、構造主義以前からポストモダンまで、文字通り、バルトの光陰の総てを浚う。人間世界の解読者、最後のユマニストと呼ぶにふさわしい、バルトの宇宙をねらい撃つ。
第1部 脱神話化―“参加”の時代(〈文学〉の脱神話化―文章体の発見;歴史・死・女性―ミシュレをめぐって;現代の神話はいかに読めるか―『神話作用』をめぐって;演劇批評の時代―古代劇からブレヒトへ;幽閉された人びと;新しい小説を求めて―強制収容所の文学から「ヌーヴォー・ロマン」へ)
第2部 記号の開拓―“構造主義”の時代(衣服の記号学へ―『モードの体系』へのプレリュード;モードの構造―記号表現・記号内容・レトリック;マス文明と記号作用の諸相;記号学の理論と映像の修辞学;バルト・ピカール論争―文学の科学へ;物語の構造)
第3部 テクストとしての世界―“ポスト構造主義”へ(〈日本〉の発見と読解―記号表現の支配;古典小説の現代的読み変え―バルザック再創造;古典・前衛小説・五月革命・テクスト理論;修辞学的分析と旧修辞学の復元;生きられるテクスト;記号破壊とエイゼンシュテイン)
第4部 ロマネスクを索ねて―“ポスト・モダン”へ(テクストの快楽と享楽―作家の覚醒;現代において〈わたし〉とは何か―バルト、バルトを語る;恋愛のシステム―情熱の復権;絵画を読む;音楽を書く;見出された光―写真と母の映像;光のゆくえ)