- 外国人労働者のフランス
-
排除と参加
La fin des immigre′s.法律文化社
フランソアーズ・ギャスパール クロード・セルヴァン・シュレベール 林信弘- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 1989年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784589014368
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[BOOKデータベースより]
最近わが国では外国人労働者による無許可の闇労働が各方面で問題となっている。低賃金の単純労働部門での相対的労働力不足が強く意識されつつあり、そのため、今後外国人労働者を正規のかたちで大規模に導入すべきか否かについての論議が、激増する外国人の不正規労働にかんする問題とからんで盛んにおこなわれている。またこれら民間レベルでの議論と併行して、政府関係省庁としても鋭意検討を進め、この問題にかんする一定のガイド・ラインを設けようとする動きがしきりに伝えられている。本書は移民受け入れの先行的事例を提供しているフランスからのなまなましい報告である。
第1章 大いなる幻想(なぜ彼らはやって来たのか;貧しい人びとの出稼ぎ;定住移民になってしまう出稼ぎ移民;スラム街からコンクリート住宅へ;抗しがたい定住化;密入国者を捕らえる;来年こそは、国に;出て行く者たち ほか)
第2章 「フランスをフランス人に!」(奇妙な選挙戦;忌まわしいうわさ;アジア人どもがやって来る!;人種主義の背後に過激主義が;かなたより来た思想;ユダヤ人、外人野郎―大戦前のように;壊死した右翼 ほか)
第3章 「やつらはわれわれのパンをかすめ取る」(移民の大罪;そして、もし彼らが出国したなら;実際に、移民はどれほどいるのだろうか;一人の移民が減ると、失業者も一人減る?;彼らもまた、社会保障制度のために負担している;賛成できない比較 ほか)
第4章 「あなたがたは彼らと一緒に生活なんかしていない」(住宅―先見性の欠如の代償;鉄柵に囲まれた高層住宅;集合か分散か;不寛容の識閾;ヌイイ、オルネー―二つの重み、二つの尺度 ほか)
第5章 「マグレブの子どもたち」の時代(同化、統合、参加;彼らなしには、フランスは老いてしまう;犠牲に供された世代;「引っこめ、われわれは前進する」;「新しい移民のライフスタイル」の誕生;帰化は裏切りか ほか)