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[BOOKデータベースより]
この本を書こうと考えた動機は、反アープ史家の論文の氾濫がきっかけであったといっていい。実証主義もいいけれど、歴史とは人間を語ることであり、なんでこんなに啓蒙主義的合理主義で徹底的に神話を否定しなければならないのか、という疑問からであった。厳密にいうと「科学的」な歴史考察のメソードに二つ以上はないはずだが、アメリカのアウトロー史家たちの「科学としての歴史」に対する考え方と私のそれとは少々違う。私個人の方法論を西部アウトロー史に適用したらどうなるかと、ワイアット・アープをかりて行った、という、これは一つの試みである。
騒擾の銀山町
リンチ暴徒撃退事件
ベンスン行駅馬車強盗事件
“OKコラル”への道
決闘―その日、朝から夜中まで
“OKコラル”裁判
アープは強盗であったか
バージル・アープの負傷退場
策師ワイアットの暗躍
チャールストン事件
アイアン・スプリングスの決闘〔ほか〕