現代スポーツ論

スポーツの時代をどうつくるか

大修館書店
中村敏雄　

• 価格: 2,090円（本体1,900円＋税）
• 発行年月: 1988年06月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784469261431

内容情報

[BOOKデータベースより]

本書には、個性的だが、しかし本質を衝いた提案が満ちている。たとえば、中村敏雄は、近代スポーツの核である《勝敗＝競争》の原理の問題性を問いつめ、「いい試合」「気持ちのよい試合」を提唱する。また、出原泰明は、高校生の「甲子園ミーティング」を提案する。「球児こそ主人公」の甲子園野球を名実ともに実現させるために、である。等々力賢治は、政治とスポーツの歪んだ関係の変革なしには「豊かな国民スポーツへの道」はないと考え、その鍵をスポーツ権の確立・定着に求める。スポーツをいかに見、考えるか、そしてどう変えていくかの論議に新たな一石を投ずる実践的、改革的スポーツ論。

１　スポーツを変える
２　「練習漬け」からの解放
３　スポーツとクラブ
４　スポーツと教育
５　「健康ブーム」とスポーツ
６　女性スポーツの現在
７　スポーツと「カネ」
８　スポーツと政治
９　スポーツの社会的条件
１０　スポーツの時代をつくる