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[BOOKデータベースより]
明治44年『書斎より街頭に』を出版して一躍、論壇の寵児となり一世を風靡した田中王堂の哲学は、大正期日本の哲学あるいは評論を代表する知的生産物の重要なものといえよう。彼は明治22年渡米、ウィリアム・ジェームズやジョン・デューイのプラグマティズムまた実験主義に大きな刺戟を受けた。31年帰国後、二宮尊徳や福沢諭吉の哲学に本質的に共通点を見出した。彼は、彼の祖国の思想山脈に聳え立つ2巨峰が、いずれも報徳教あるいは拝金教の名のもとに、大いなる誤解のただ中にあることを見、あえてそれぞれ1巻の書をささげ、その思想の真骨頂と現代的意義を明かにしようとした。彼の忌憚ない批評精神は、その核心の抉出とともに現代的視角からの批判もゆるがせにはしていない。
第1章 福沢に還れ
第2章 福沢の性格
第3章 福沢の見方の特徴
第4章 福沢の文章
第5章 福沢の出立点
第6章 福沢の文明論
第7章 福沢の智徳論
第8章 福沢の政治論
第9章 福沢の産業論
第10章 福沢の教育論
第11章 福沢の学者論
第12章 福沢の後継者は誰れぞ