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[BOOKデータベースより]
本巻では、社会学者による社会運動の分析のみをとり上げた。さらに、社会運動の分析は、社会学内部の他の連字符社会学、例えば政治社会学、都市社会学、逸脱の社会学等とも部分的にオーバーラップし、その境界は必ずしも明確ではない。こうした現実をもふまえ、「社会運動の社会学」という名称を冠した著作・論文のみならず、内容的にみて社会運動の分析とみなしうるものも積極的にとり入れた。
第1部 社会運動の理論(共同態と主体性;社会運動の類型と組織;運動論パラダイムの整備;コミューンと最適社会;「自主管理」の構想と現実;「対抗的分業」の理論)
第2部 市民運動・学生運動・反戦運動(市民と市民運動;日本学生運動の思想と行動;核兵器禁止運動の社会学的研究;戦後沖縄における土地闘争)
第3部 住民運動・反差別解放運動(住民運動の理論的課題と展望;住民運動の社会学)