- 赤いくつ
-
アンデルセン童話
おはなしのたからばこ 11
- 価格
- 1,415円(本体1,286円+税)
- 発行年月
- 2009年10月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784894325005
[日販商品データベースより]
カーレンがその赤いくつをはくと、足にぴったりとくっついて離れなくなった。カーレンは踊り続けた。踊らなければならなかった…。アンデルセンの童話を、色鮮やかに描いた絵本。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- むく鳥のゆめ
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2004年12月発売】
- 恋するお三輪
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2024年01月発売】
- コロキパラン 春を待つ公園で
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2022年01月発売】
- ヨコちゃんとライオン
-
価格:1,408円(本体1,280円+税)
【2014年10月発売】
- ジャングルジム
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2022年12月発売】
フェリシモ出版の「おはなしのたからばこ」シリーズ11巻は、『赤いくつ』。誰もが知る、赤い靴にすっかり心をうばわれてしまう女の子のお話です。 美しいけれど、貧しくていつも裸足だった女の子カーレン。あるとき赤い靴を手に入れたカーレンは、その日からその靴のことが頭から離れません。お母さんのお葬式でも、教会での洗礼式でも、自分が素敵に見える赤い靴をはいてしまいます。すると、恐ろしいことに、カーレンは赤い靴をはいたまま、踊り続けなければならなくなりました。靴を脱ごうとしても脱げず、どんなに疲れても止まることができません。カーレンは暗い森や墓場などを踊りながら通り過ぎ、赤い靴をはいたことを心から後悔していきます。そしてとうとう首切り人の家まで来たとき、カーレンは涙ながらにあるお願いをするのでした…。アンデルセンが書いた、ぞくっとする物語を、人気作家の角田光代さんが静かな語り口で描き出します。女の子の心の痛みや恐ろしさ、後悔、そしてそこから改心に至るまで、読んでいるとせつなくなるような試練の物語ですが、時代を経ても何か強く訴える力を持っていますね。網中いづるさんによるスタイリッシュなイラストが魅力的です。ガーリーでモダンな色合いと映像的な展開が、この悲しい物語を生き生きと動かします。赤い靴や踊りのシーンは、女の子の喜びが純粋に表されていて、とくに網中さんらしさが出ているすてきな場面です。美しさと恐ろしさの対比がしっかりあり、読み応えのある一冊です。
(編集者・ライター 長安さほ)
違う絵本でも、同じお話を読んだことありますが、やはりこのお話は悲しいと感じます。キリスト教徒だったら、救われたカーレンのラストをハッピーエンドととるのかもしれませんけど。
でも、怖くて美しいと思いました。
ちなみに6歳の息子はこの話を好まないです。(lunaさん 20代・大阪府 男の子6歳)
【情報提供・絵本ナビ】