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[BOOKデータベースより]
祝婚歌
[日販商品データベースより]ひとに
早春のバスの中で
生命は
白い表紙
身も心も
母・舟・雨
夕焼け
伝道
雪の日に〔ほか〕
〜 初々しいふたりと すこし疲れたふたりに 〜
「祝婚歌」「I was born」などで知られる詩人・吉野弘さんのアンソロジー。
他に、「夕焼け」「奈々子に」など代表作を網羅しました。
「これは、ぼくの民謡みたいなもの」とみずからコメントした詩「祝婚歌」は、
多くの人に暗誦され引用されて広まっています。
「現代詩がひとびとに記憶され、愛され、現実に使われるということは、
めったにあるものではない」と、茨木のり子さんにも絶賛された一篇です。
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
(...)
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
(「祝婚歌」)