- 芸術文化の価値とは何か
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個人や社会にもたらす変化とその評価
文化とまちづくり叢書
水曜社
中村美亜 ジェフリー・クロシック パトリツィア・カジンスカ- 価格
- 3,850円(本体3,500円+税)
- 発行年月
- 2022年09月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784880655321
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個人や社会にもたらす変化とその評価
文化とまちづくり叢書
水曜社
中村美亜 ジェフリー・クロシック パトリツィア・カジンスカ
[BOOKデータベースより]
国際的な反響を呼んだイギリス政府機関の研究成果。「なぜ芸術文化は必要なのか」「芸術文化がもたらす効果はどのように捉えられるのか」という問いに取り組んだイギリスの政府機関AHRC(芸術・人文学研究会議)“文化的価値プロジェクト”の報告書。実証的・科学的研究を扱いながら、歴史的・哲学的に深い洞察に満ち国際的な反響を呼んだ。チェコ、ブラジル版に続く日本語訳。
第1部 イントロダクション(文化的価値論争の用語の再考;横断的テーマ)
[日販商品データベースより]第2部 文化的価値の構成要素(個人の内省;市民的関与―市民的主体性と市民活動への関与 ほか)
第3部 方法論(方法論―評価のエビデンス、データ、多様性)
第4部 おわりに(結論と今後の展望)
原著『Understanding the value of arts & culture 』 The AHRC cultural value project
「なぜ芸術文化は必要なのか」「芸術文化がもたらす効果はどのように捉えられるのか」という問いに取り組んだイギリスの政府機関AHRC(芸術・人文学研究会議)〈文化的価値プロジェクト〉報告書(2018)の邦訳である。この研究は、実証的・科学的研究を扱っていながら、歴史的・哲学的に深い洞察に満ちており、国際的な反響を呼んだ。本書はブラジル、チェコ版に続く邦訳。
本書の試みの主要目標の第一は「文化的価値を形づくるさまざまな構成要素を明らかにすること」。そして第二にはこれらの「要素を評価するために用いる方法論とそのエビデンスを検討し、新たな方法論を開発する」というもの。特に「個人の内省」(自分自身や自分の人生についての理解を深めること、他者に対する共感を高めること、人間の経験や文化の多様性を理解すること等)と「変化の状況の生成」(コミュニティ・社会・経済レベルへの波及)に焦点があてられ、「体験」「生態系」「方法論」の3点をつないで、芸術文化の価値を包括的に論じる。
経済的インパクト、客観的エビデンス、学際的な戦略的研究を網羅、日本の旧来の研究と一線を画す研究者必読の成果である。