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[日販商品データベースより]
揺れ動く歴史のただなか、作家たちは
病や障害の価値観を転覆させ、
レジリエンスを発見した!
ホーソーン、メルヴィル、ソロー、ホイットマン、フラー、ディキンソン、エマソン、ダグラス、オルコット、ポーなど、19世紀アメリカ作家たちがいかにして身体や精神の障害をめぐる想像力を鍛えあげ、創作に活かしたか? 「標準」を根底から造りかえていく、そのレジリエントな力を、本書を通じて実感してほしい。
===
【目次】
〓はじめに
第一部 疫病とアメリカンルネサンス期
〓第一章
ロマンスを呼吸する
〓『七破風の屋敷』における瘴気の想像力(野崎 直之)
〓第二章
ハーマン・メルヴィルと十九世紀コレラ流行
〓移民、都市、伝染病(古屋 耕平)
〓第三章
多孔的身体の詩学
〓ソロー、肺病、腐敗(貞廣 真紀)
〓第四章
空気の詩学
〓『草の葉』にみる感染の絆(小椋 道晃)
〓第五章
榛色(はしばみいろ)の不安
〓エミリー・ディキンソンと眼の病(山本 洋平)
第二部 障害の意味の文学的探求
〓第六章
「肉体の苦悩と精神の歓喜」
〓『湖畔の夏、一八四三年』におけるフロンティアの雑多な時間(尾 直知)
〓第七章
アンテベラム期アメリカの変容と不安
〓ディサビリティ・スタディーズの視点から読む『白鯨』と『信用詐欺師』(辻 祥子)
〓第八章
痛みをまなざす
〓ディキンソンの脱制度的想像力(古井 義昭)
〓第九章
実践へのマイルストーン
〓ルイザ・メイ・オルコット作品での障害児教育(本岡 亜沙子)
〓第十章
メルヴィルの晩年詩「ティモレオン」と「シェリー幻視」における幻聴と幻視
〓茨絡まる月桂冠(大島 由起子)
第三部 トラウマとレジリエンスの文学
〓第十一章
エマソンと不透明な眼球
〓レジリエンスの哲学(成田 雅彦)
〓第十二章
ポーのゴシック・インセクト
〓「ゴールドバッグ」におけるレジリエンスの展開(伊藤 詔子)
〓第十三章
疫病体験記(イルネス・ナラティブ)としての『ハリエット・ジェーコブズ自伝』
〓病の表象と医療改革をめぐるレジスタンス/レジリエンス(中村 善雄)
〓第十四章
フレデリック・ダグラスの身体表象
〓暴力からの解放(佐久間 みかよ)
〓おわりに