[日販商品データベースより]
阿弥陀信仰は、死への不安と来世への願望から生まれ、日本人の心に深く根づいた。本書では、阿弥陀如来やその経典、信仰の概要を踏まえつつ、日本に伝来し歴史のなかで深化しながら、儀礼・文学・美術など多様な文化を生み出してきた過程と信仰の変遷を考察。民俗的視点も交え、時代ごとの受容と展開を明らかにする。
目次:
はじめに
第一章 阿弥陀信仰序説
一 浄土三部経/二 阿弥陀仏とその浄土/三 宗教的人格と往生のしかた/四 阿弥陀信仰の特色
第二章 わが国初期の阿弥陀信仰
一 希薄な阿弥陀信仰―飛鳥時代―/二 阿弥陀信仰の漸興―白鳳時代―/三 進展した阿弥陀信仰―奈良時代―/四 浄土変相図の盛行/五 奈良以前の諸信仰の推移―阿弥陀信仰との並存―
第三章 念仏の興隆
一 常行三昧と五会念仏/二 山の不断念仏/三 西方懺悔の法
第四章 『往生要集』―厭穢欣浄の世界―
一 天台浄土教の開花/二 厭穢欣浄の二章/三 『往生要集』の受容―文学への影響―
第五章 阿弥陀の聖
一 遁世念仏聖の阿弥陀信仰/二 阿弥陀聖の空也/三 阿弥陀の聖
四 ひろがる阿弥陀仏号
第六章 阿弥陀信仰者の群像
一 『日本往生極楽記』にみる往生人の信仰/二 慶滋保胤の阿弥陀信仰/三 諸往生伝にみる阿弥陀信仰者のひろがり/四 造悪卑賤者の阿弥陀信仰受容
第七章 阿弥陀信仰の諸講会
一 阿弥陀極楽の讃歎/二 迎講/三 勧学会/四 二十五三昧会/五 往生講、阿弥陀講/六 順次往生講/七 阿弥陀願数に因む講会/八 二十五菩薩来迎会
第八章 阿弥陀とその浄土の美術的表現
一 藤原道長・頼通父子の「極楽浄土」/二 来迎阿弥陀仏像と迎接堂
第九章 南無阿弥陀仏―法然・親鸞・一遍―
一 法然の「選択」の宗教/二 親鸞、一遍の宗教的風光
第十章 阿弥陀信仰と民俗的世界
一 山岳信仰と阿弥陀信仰/二 二十五三昧会の葬送儀礼化/三 迎講の追善儀礼化/四 迎接の民俗―来迎会―/五 民俗的念仏と往生の儀礼―浄土宗の場合―/六 阿弥陀巡拝―四十八願所巡り・六阿弥陀詣―
主要参考文献
図版一覧
あとがきに添えて
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