- 大衆検閲の時代
-
ヴィクトリア朝の道徳主義とハーディ
名古屋大学出版会
上原早苗
- 価格
- 6,930円(本体6,300円+税)
- 発行年月
- 2025年11月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784815812119

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【2001年02月発売】
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[BOOKデータベースより]
「表現の自由」が保障され、かつ法的な検閲制度が存在しないなかでも、大衆によって「不適切な」表現が陰に陽に規制された時代―。現代にも通じるイギリス出版界の自己検閲の実態に迫るとともに、巧みな本文改変によって、氾濫する道徳主義と渡り合った作家トマス・ハーディの挑戦を読み解く。
検閲と大衆
[日販商品データベースより]第1部 ヴィクトリア朝の出版・検閲・読者(「清らかな」イギリス;グランディズムと小説;書籍と法―表現の自由か、読者の保護か;表現の自由を求めて―誌上シンポジウム「イギリス小説における率直さ」;改変の詩学と政治学―ハーディの挑戦)
第2部 変幻するハーディ小説(『はるか狂乱の群れをはなれて』―『コーンヒル・マガジン』の検閲に抗して;『帰郷』―出奔か、駆け落ちか;『キャスタブリッジの町長』―暴走する正義;『ダーバヴィル家のテス』―語りの余白;『日陰者ジュード』―訣別の書)
大衆検閲の時代再び
補論 本文編纂の歴史―ハーディ小説のエディションをめぐって
「表現の自由」が保障され、かつ法的な検閲制度が存在しないなかでも、大衆によって「不適切な」表現が陰に陽に規制された時代──。現代にも通じるイギリス出版界の自己検閲の実態に迫るとともに、巧みな本文改変によって、氾濫する道徳主義と渡り合った作家トマス・ハーディの挑戦を読み解く。セジウィック『男同士の絆』の訳者による探究の頂点。