[BOOKデータベースより]
序章 嫌中の源流を辿るために(嫌中の嵐の中;中国イメージを議論するにあたって;議論の材料;なぜ「革命」と「パンダ」なのか)
第1章 「革命の国」・中国―1960年代(1940年代からの「革命中国」の源流;革命の時代―1960年代の日本;「革命中国」イメージの構築;革命に見る―中国というユートピア1)
第2章 「パンダの国」・中国―1970年代(1970年代以前のパンダ認識;消費社会へ―1970年代の日本;「パンダの国」イメージの確立;パンダに見る―中国というユートピア2)
第3章 「革命」と「パンダ」―中国イメージ構築のパラダイム(「革命」と「パンダ」の関係性;中国というユートピアの意義;日本における中国ステレオタイプ構築のパラダイム)
終章 中国イメージの今日―ユートピアの消失と新たなステレオタイプ(「革命」と「パンダ」中国の消失;「脅威」と「成金」―21世紀の中国ステレオタイプ)
「嫌中」の源流にあった、「親中」の時代――。開沼博氏、絶賛!
日中関係がこの上なく悪化している現在、「嫌中」の源流はどこにあったのか? 1949年に誕生した新しい共産主義国家に、日本人が最初に出会ったのは、文化大革命だった。当時の全共闘は、その「革命」に一つの理想郷を見た。その後に訪れたのは、日中国交正常化がもたらした「パンダ」ブーム。自然、平和の象徴としてのイメージが日本人に刷り込まれた。しかし、革命の中国も、パンダの中国も、「虚像」にすぎない。今日に至るまで、なぜ日本人は中国をステレオタイプとしてしか見られないのか。巻末に吉見俊哉氏の解説付き。
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開沼博、絶賛!日本人の「嫌中」の源流はここにある。