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「日本列島 本の旅」レビューコメント
沖縄県八重山諸島にある鳩間島と鳩間小学校が舞台。1980年代、在校生がわずか一人となり、廃校の危機に直面する鳩間小学校。島民は、島外から親戚の子どもを預かりなんとか小学校を存続させようと苦闘を続ける。その行いに一部から非難を浴びるが、マスコミなどに取り上げられることにより、全国から心に傷を負った子どもたちが集うようになる。そして、彼らの多くが、心の傷を回復し、やがて元気に島から巣立っていく。当初は、たとえそれが親戚の子どもであったとしても、学校存続のため子どもたちを島外から連れてくるなんて、島民のエゴにしか思えなかった。けれど、読み進めるうちに、学校の廃校が過疎の島にもたらす衝撃の大きさや、島にやって来た子どもたちを温かく見守り育てる島民の心情を知り、なんとも言えない気持ちになった。過疎の島で生きる厳しさだけでなく、子どもたちにとって何が良い成育環境なのかを深く考えさせられる。(風来坊/男性/50代)
[BOOKデータベースより]
80年代初頭、小学生がたったひとりになった鳩間島の住民は、親戚の子を島外から借りてきてまで小学校を存続させようとした。いまでは全国各地から居場所を失った子どもたちがこの島へやってきて、自分らしさを回復して帰っていく。でも子どもたちは、はたして海や空の青さだけに癒されるのだろうか。TVドラマ「瑠璃の島」前史。
プロローグ 闇のトゥバラーマ
[日販商品データベースより]第1幕 島分け
第2幕 シマ興し
第3幕 世願い
第4幕 島の生と死
第5幕 南島のリズム
第6幕 子どもたちの秋
エピローグ 幻影
全国各地から居場所を失った子どもたちがやってくる鳩間島。この島で子どもたちは自分らしさを回復して帰っていく。でも子どもたちは、はたして海や空の青さだけに癒されるのだろうか。