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- ザ・ビッグイヤー
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世界最大のバードウォッチング競技会に挑む男と鳥の狂詩曲
The big year.- 価格
- 2,530円(本体2,300円+税)
- 発行年月
- 2004年06月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784757210394
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- atmage
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探鳥とは何か、を考える必要があるのかと考えさせられる本
これはザ・ビッグイヤーという競技の記録である。この競技は北米大陸で年間に見た野鳥の種類の数を競うものである。
物語は3人の男たちの視点で綴られていき、それぞれが独自の戦略でもって、北米大陸を駆けまわる。
陸ではアメ車をぶっ飛ばし、海では船で外洋へ、空では悪天候の中ヘリをチャーターする。
元日の夜明け前から、大晦日の夜が暮れるまで、一秒も無駄にしまいと全身全霊をかける姿はまさに男のロマン。
こうしてたった一年で700種を超える鳥を見るというのだから、驚きだ。
金・暇・人脈・価値観、それぞれ三者三様の戦い方をして、最後に笑うのは誰か?鳥を見る趣味があるなら、きっと誰かに感情移入できると思う。
私はフルタイムで働きながら競技に挑んだミラーに感情移入した。
何故そんなにしてまで、鳥を見る(実際「観察する」というほどじっくり見ない。
一刻を争うこの競技においては時間の無駄だからだ)ことに全てを賭けるのか。
ここまで極端でなくとも、また別の趣味であろうとも、自分何やってんだ?と自問することがあるだろう。実際本書にもそうした逡巡が出てくるが、みな結局は鳥を追う。
帯の煽り文には「バカか?偉業か?」と書かれている。
きっとこれは「バカで偉業」なのだ。
悩める全ての趣味人には彼らの姿こそ免罪符になり、モチベーションになり、聖書になるだろう。
[BOOKデータベースより]
「ザ・ビッグイヤー」。それは、1年間に北米大陸で見つけた鳥の種類の多さを自己申告制で競う、アメリカ探鳥協会主催の記録会の名称である。仕事も家庭も棒にふり、1000万円以上注ぎ込み、40万キロ以上も飛び回って1年間も「鳥探し」をする競技者・バーダーたちの駆け引き、軋轢、結託、嫉妬―。男のロマン、バカバカしさ、業の深さを爽やかに描いた傑作ノンフィクション。
三人の挑戦者
[日販商品データベースより]人はなぜ鳥を探すのか
探鳥ブーム
戦略
外洋の女帝
つむじ風コミト
エルニーニョのいたずら
トラフズク
ハチドリの死闘
ドライ・トルトゥーガ群島
嵐の揺りかご
父親銀行
迷い
スグロエンビタイランチョウ
追いつき、追い越せ
ケープ・ハテラスの決闘
いつも二人で
強敵
名誉のために
最後の日
仕事も家庭も棒にふり、1000万円以上注ぎ込み、40万キロ以上も飛び回って1年間も「鳥探し」をする競技者・バーダーたちの駆け引き、軋轢、結託、嫉妬…。男のロマンを爽やかに描いた傑作ノンフィクション。