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[BOOKデータベースより]
命がけの政争の渦中にあって、簡素で勤勉な生き方をほめたたえたセネカ。理想と現実のはざまで苦悩する生涯を、斬新な視点から描く。
序章 二人のセネカ
第1章 自殺(1)―四九年以前
第2章 王殺し―四九年〜五四年
第3章 兄弟殺し―五四年〜五五年
第4章 母親殺し―五五年〜五九年
第5章 妻殺し―五九年〜六二年
第6章 全燔祭―六二年〜六四年
第7章 自殺(2)―六四年〜六六年
終章 安楽死―六八年、その後
哲学者と政治家、ふたつの顔をもつセネカ。その生涯と著作を、皇帝ネロの宮廷に渦巻く権謀術数を背景に読み解く、スリリングな評伝。理想と現実のはざまで苦悩する、生々しい人間セネカが現われる1冊。
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